映画『君の膵臓を食べたい』を観ました
映画『君の膵臓を食べたい』を観ました。
2017年作品。
ネタバレするかもしれないのでこれから観る方・または小説を読む方は注意です。
桜良の登場シーン、最近の浜辺美波さんに見慣れていると
まだ洗練されてなくて垢抜けていない感じでしたが
物語が進むごとにどんどん綺麗になっていって驚きました。
「観てるうちに見慣れたのかな?」とも思ったのですがそうでもないようです。
どんどんシーンが進むにつれ綺麗になっていった浜辺さんが印象的でした。
クラスの人気者の女の子が膵臓の病気であと数ヶ月で死んでしまうことがわかっていて
でも、亡くなるまでの期間に楽しくいろんな思い出を作りたくて
最後の思い出作りに選んだ男の子が、クラスでイマイチ冴えない男の子だった。
ということで、高校生特有の、誰が誰と何をしたということで
いちいち大げさに騒ぎ立てる感じが懐かしいなぁと思いました。
「君の膵臓が食べたい」というタイトルの由来がずっと気になっていたのですが
病気になったら動物のその部分を食べると治るという迷信があるのだ
と映画の中で言っていたので「なんだ、それか。」と納得しました
映画の最初のほうで出てきたので無駄に「なんで膵臓が食べたいの?」って
ずっと思いながら見ずに済んでよかったです。
最初のほうで伏線を張って最後に回収して行くのですが
「そんなことで・・・。」という展開で何ともやるせない結末。
ありがちな病気で主人公が亡くなってしまう展開とは違って
良い意味で裏切られました。
冴えない男の子にさりげなく世話を焼くクラスメイトの男子が素敵でした。
そのクラスメイトはいつも最後に「ガム食う?」って聞くのだけど
冴えない男の子はいつもいらないと断ってしまうのですが
だんだん打ち解けてきてそのガムを貰ったとき、ほっこりした気分になりました。
ちょこちょこ出てきたこのガムのエピソード好きだったな。
大友花恋さん → 北川景子さん
と高校時代のキャストと大人になってからのキャストが変化するのですが
わりと違和感なく私は見ることができました。
悲しいお話なのだけど、主人公の女の子が前向きで健気でかわいくて
元気を貰えるような・・・、でもとても悲しかった。
全体的に美しい作品でした。
タイトルがすごいからちょっと躊躇したのですが、見てよかったです。