New life, New days.

ドラマ・映画・本の感想を淡々と書き留めるブログ

ドラマ「姉ちゃんの恋人」を観ました

私はもう、脚本が岡田惠和さんっていうだけで見てしまいます。

世界観が優しくて、温かくて好きなんです。

「こんな優しい世界あるかい!」ってツッコミたくなるくらいみんな優しい。

それを楽しむのです。

 

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有村架純さんは、高校聖日記の時にうじうじした役で嫌いになりそうだったけど

今回サバサバしていて、一生懸命な役でよかったです。

うじうじして嫌だったといいながら高校聖日記は毎回みてました。

高校聖日記はもうこうなったら最後まで見届けなきゃ

という気持ちにさせるドラマだったなぁ。

 

真人さんは、強い人ですよねぇ。

んー。

前の彼女のせいで前科持ちになって、きちんと腑に落とした形で心に持ってるって。

お母さんもなんかねぇ・・・。

息子を犯罪者に仕立てた元彼女のことを

女の子だから、事実をきっと隠しておきたいんだろうって言った話とか

あと、旦那さんの自殺についてもちゃんと腑に落としてる感じ。

強いという言葉とはちょっと違うけど・・・、なぁ。

そう生きるしかない状態になって腹が座ってるという感じというか。

んー。

 

桃子の同僚の臼井さん。

捨てられたイスに座って写真を撮る人っていう設定がなんかじわじわ面白かった。

最終回の昔のイスが見つかった(?)とかいうのはよくわからなかったけど。

ぜひ、「捨てられたイスの世界」っていって

マツコの知らない世界に出演してほしいものです。

 

あとは、小池栄子さんが行きつけのバーで繰り広げる心の声の演技が好きでした。

悟志さん、突然社長になってプロポーズとかね。

ちょっと突然すぎてなにがなんだかでしたね。

 

奈緒さんは、最近ちょっと怖い役が多かったので

ニコニコ普通の女の子の役を久しぶりに見れたのでよかったです。

 

 

2つ、なんかちょっとなーと思ったことがあって

「臼井さんどこ??どこ行った??」「ここです。ここにいます。」

ってくだりと、安達家の3兄弟を「大中小」って呼ぶこと。

そのシーンはなんかちょっと毎回寂しいっていうか

悲しい気持ちになったんですよねぇ。

安達家の3兄弟、綺麗でかわいかったです。

真人の職場を覗きに行ったときに3人でひょっこりしてたときすごくかわいかった。

それをサイドミラーで見る真人っていう演出がほっこりしました。

 

いちばん、わかるなーその気持ちって思ったのは

光石研さん演じるおじさんの

「あいつはイイヤツ。ほんとにいいヤツなんだ。だけど・・・、すごく心配なんだ。」

ってとこでした。

なにも嫌なことが起こらないドラマの世界でよかったなって思います。

現実生きていると、すごくいい人でも誹謗中傷いろいろあるだろうから。

 

最終回は、全部全部優しく回収して終わりましたね。

みんなみんな幸せに、温かく終わる。

ちょっとの役の人にも陽があたって。

癒されるドラマでした。